接地


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人が感電したりするのを防ぐために、
大地に電線を接続することで、抵抗の低い
配線の方に、電気が流れるようにして、
電気を大地に逃がす仕組み。

電気設備の技術基準の解釈 第10条において、
電気設備の必要な箇所への設置工事の義務、
11条において、接地は電流が安全かつ確実に大地に通ずる
ようにすることが規定されている。

中性点を地面に接地する、中性点接地方式が、
上記の説明に当てはまり、接地線は緑で施工して、
分電盤などで、他のコンセント等からの接地線をまとめて、
接地する、一点接地という方式をとることが推奨されている。

↓教えてgooよりの画像。
緑の接地線が画像下の緑色のコネクタに差されて一点接地となっている。


接地工事の種類は以下の表にまとめた通りである。

接地工事の種類 接地抵抗値 接地線の太さ 使用箇所・用途
A種接地工事 10Ω以下 2.6mm以上の軟銅線 避雷器
B種接地工事 (150/地絡電流)Ω以下 4.0mm以上の軟銅線 変圧器低圧側の中性点
又は、一端子。
C種接地工事 10Ω以下 1.6mm以上の軟銅線 300Vを超える低圧電路に施設する
機械器具の鉄台や金属管、金属ダクト、
又は、金属製外箱。
D種接地工事 100Ω以下 1.6mm以上の軟銅線 300V以下の低圧電路に施設する
機械器具の鉄台や金属管、金属ダクト、
又は、金属製外箱。
例:高圧用の計器用変圧器

*接地抵抗値は小さいほど、大地に漏電した電気がよく流れる。
よって、危険な箇所ほど抵抗の少ない、接地線が使われている。


この表の設置工事の各種類は、電気設備の技術基準の解釈 第17条と21条に
規定されている。

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例題
金属管工事の記述として、誤っているのはどれか。(第1種電気工事士)

イ.金属管に、直径2.6㎜の絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く)
を収めて施工した。

ロ.電線の長さが短くなったので、金属管内において電線に接続点を設けた。

ハ.金属管を湿気の多い場所に施設するため、防湿装置を施した。

ニ.使用電圧が200Vの電炉に使用する金属管にD種接地工事を施した。


解答 ロ

解説
イ.正しい。1.6mm以上でC、D種接地工事となる。
ロ.誤り。電技解釈159条違反。接続は、アウトレットボックス内で行う。
ハ.正しい。
ニ.正しい。300V以下の低圧配線なので、D種接地工事で可能。